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掌蹠膿疱症 1

   

            

「掌蹠膿疱症」(しょうせきのうほうしょう)という言葉を聞いたことがありますか?
これは皮膚の病気のひとつで、なかなか治らず悩んでいる方が多いです。

 西洋医学での認識 

 掌蹠膿疱症とは

ウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひらや足の裏に数多くみられる病気です。
足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。

季節に関わりなく周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返し、1年中手のひらや足の裏に膿疱が生じます。
難治性疾患で、皮膚科特定疾患の中に入っています。
人に感染することはありません。

《症状》
最初に小さな水疱が生じ、次第に黄色い膿疱に変化します。
その後、かさぶたとなり、角層がはげ落ちます。
後にこれらの皮疹が混じった状態になります。

膿疱の出始めによくかゆくなります。

また、鎖骨や胸の中央やその他の関節が痛くなることがあります。

《診断》
足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で白癬菌がいるかどうか調べます。白癬菌がいれば水虫と診断されます。
その他、間違いやすい皮膚病として接触性皮膚炎や乾癬などがあります。

西洋医学からみた病因および悪化要因

多くの場合原因が不明です。
しかし統計的にみて、次のようなものが要因として挙げられています。

1 慢性化膿性病巣
慢性扁桃腺炎や歯周病や慢性副鼻腔炎などの感染病巣が原因

2 金属アレルギー
歯科の金属が溶け出てアレルギーを起こすのが原因

3 腸内環境の異常説
腸内細菌の乱れが原因ともいわれます

4 その他の説
乾癬説、内分泌説などがあります

5 悪化要因
生理不順や発汗、物理的な刺激、ストレス、手足の使い方など

西洋医学の治療方法

1 ステロイド軟膏やビタミンD3軟膏の塗布
2 消炎剤や抗ヒスタミン剤の内服
3 病巣感染が分かれば、取り除く
4 金属アレルギーが分かれば、歯科金属を取り除く
5 ビタミンH製剤(ビオチン)の投与
6 喫煙は控える

病気の原因がはっきりと分かっていないため、
○炎症を抑える対症療法を続け、
○関係が疑われるアレルギーなどの原因があれば除去していく
という方法がとられています。

次回は漢方から、「掌蹠膿疱症」を見ていきます。

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