夏の臓器「心(しん)」
2013/11/06
今年の梅雨入りはとても早かったのに、長い間雨の降らない日が続きましたね。
ようやくここ最近雨の日が多く、梅雨らしくなってきました。
一方沖縄では平年より9日も早く、6月14日に梅雨明けしたとみられる
とのことです。
関東甲信越では通常7月の後半に梅雨明けしますが、今年は一体どうなるのでしょう
梅雨が明けてからは、暑い日が続き、残暑も厳しいとも言われています。
このところの天気は本当に予想がつかないですよね
さて、梅雨が明けると、本格的な夏に突入です。
気分も明るく、レジャーなど外出する機会も多くなるかと思いますが、暑さによるダメージには注意しましょう。
夏は「心(しん)」に負担がかかる季節です
「心」の働きが弱くなると、さまざまな不調があらわれます。
疲れ知らずに元気に夏を乗り切るために、今からしっかり養生して、夏対策を始めましょう
「心(しん)」とは?
西洋医学の心臓とは違います。おもに2つの働きがあります。
1. 血を全身に運び出す働き
2. 精神状態を安定させる働き
1は心臓と同じような働きなので分かりやすいかと思います。
2はうれしい時などに「心が踊る」と言いますよね。
日本語では、精神と同じような意味で「心」という漢字を使っています。
この場合の「心(こころ)」と同じような意味としてとらえると分かりやすいかと思います。
なぜ「心」は夏に不調になりやすいの?
夏の暑さで汗
をたくさんかくと、体内の水分や「気(エネルギー)」を消耗
してしまいます。
すると、「心」のエネルギーも足りなくなってしまい
、うまく働かなくなって
きてしまいます。
また、暑いときは体の熱を発散させようと、「心」は活発に働きます。
でも、働き過ぎると「心」が疲れてしまうことも・・・
「心」の不調でどんなことが起こるの?
「心」のエネルギー不足で
動悸、息切れ、疲労感など
「心」が体に送る「血」が水分不足
血流の悪化、血管の詰まり
ひどくなると心筋梗塞、脳梗塞、不整脈など
「心」が疲れて
体に余分な熱がこもり、不眠やイライラなど精神的な不調が!
「心」を元気に保つことが出来れば、夏も安心して過ごせます。
今、元気で何の不調もないから大丈夫だと過信せず、日頃から気をつけましょう。
次回は詳しく「心」の養生法を見ていきます